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吹奏楽のアンサンブル曲 PR

クラリネットアンサンブル曲 人気有名処おすすめ5選

クラリネットアンサンブルの曲人気有名処5選
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クラリネットアンサンブル曲で人気の曲を探すと、山ほど出てきますよね。

新しい曲も毎年追加されているので、楽譜屋さんで良さそうなのを探しても、良さそうな曲が沢山あって結局どれがいいかよくわからないことも。

クラリネットは3重奏から10重奏まで幅広くアンサンブルのできる万能な楽器なだけあって、種類もほんとうに沢山あります。

全部を聞いてみるなんてとてもじゃないけどできないですよね。

なので、たくさんあるクラリネットアンサンブル曲の中でも、とくに人気で有名な、私のお気に入りの5曲をこれからご紹介していきます。

 

Contents

クラリネットアンサンブル曲 人気有名処 おすすめ5選

クラリネットアンサンブル曲のおすすめ5曲をご紹介します。

  1. クラリネット三重奏
  2. クラリネット四重奏(B♭クラリネットのみ)
  3. クラリネット四重奏(B♭クラリネット3本+バスクラ)
  4. クラリネット五重奏
  5. クラリネット八重奏

の順で、ご紹介します。

クラリネット三重奏  「蛇儀礼」  尾崎一成

演奏時間:5分

グレード:4

編成:1st・2nd・3rd B♭クラリネット

(演奏:武生商業高校吹奏楽部)

解説

蛇儀礼は第3楽章に分かれていて、それぞれの楽章ごとに、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカのそれぞれの国による過去における蛇の扱われ方を表現した曲となっています。

第1楽章は、東南アジアに100年前まで存在していた「マララコナド」という小さな村に伝わる「黒蛇の踊り」をもとに作られています。

マララコナドで蛇は悪いものとして恐れられていたので、年に数回、蛇を見つけてきては地面にたたきつけたり切り裂いたりして殺す儀式を行っていました。

その様子を表している楽章です。

第2楽章では、東ヨーロッパからロシアにかけて行われていた、蛇を使った儀式を表しています。

この儀式では、ゆっくりとした呪文と速い呪文が交互に繰り返される様子を表しています。

呪いのまじないのようなイメージです。

第3楽章では、アメリカの先住民族であるプエブロ・インディアンの儀式を表しています。

プエブロ・インディアンの間では、蛇は神と同じような物だとみなされていて、崇拝されていました。

石の装飾品を付けて神である蛇を崇め奉って激しく踊る様子が表されています。

感想

怪しげな雰囲気を出す音階が多い曲です。

不協和音が多くて合わせるのが難しそう。

蛇の動きとか蛇の妖艶さをクラリネットの速い運指で表現しています。

音の強弱も頻繁にあって楽譜がまさに蛇。

3重奏なのにそんなに少ない人数で演奏していると感じさせないほどの迫力がありますね。

あまり楽しい感じの曲ではありませんが、クラリネットアンサンブルらしい曲かなと思って選びました。

クラリネットの音色と怪しげな曲の感じが良くマッチしていると思います。

クラリネット四重奏 「ヴォイニッチ手稿」 清水大輔

演奏時間:4分30秒

グレード:4

編成:1st・2nd・3rd・4th B♭クラリネット

(演奏:金沢クラリネットアンサンブル)

解説

世界的に有名なヴォイニッチ手稿という書物があります。

ヴォイニッチ手稿は1400年代に作成された書物とされていますが、その言語が不明で、現在に至るまで解読されていません。

挿絵に、植物や裸の女性などを始め、よく分からないものまで描かれていて、その挿絵から文章を解読しようにも解読できず。

世界大戦時代に暗号のスペシャリストと呼ばれた人が解読に当たった際にも解読できず、これは暗号ではなく一種の言語であると言ったという話もあります。

そんな謎に包まれた書物を曲にしたのがヴォイニッチ手稿です。

どの部分がどんな謎を表しているのか、などは作曲者の清水さんも「演奏者にお任せします」とおっしゃられています。

各メンバーの表現力が色濃く出せるアンサンブル曲となっています。

終わり方もなんだかしりきれとんぼ?と思わせるようなところも。

実力が大いに試される曲です。

感想

最近人気の「難しい」を前面に出した「超絶技巧シリーズ」とはちょっと雰囲気の違う、謎めいているけどどことなく面白い雰囲気のある曲です。

個人的には超絶技巧シリーズより、ヴォイニッチ手稿の方が楽しく演奏できそうで好きです。

1st、2nd、3rd、4thのどのパートになっても楽しく演奏できますし、どのパートの子も技術力と表現力を問われる曲ですね。

それぞれがそれぞれの不思議を出しても曲になるし、同じような不思議を表現しても曲になる。

文章をそのままの意味で捉える1st、斜め上の角度から考える2nd、一周回って別の角度から考える3rd、そしてみんなの意見を組み合わせて新しい目線で捉える4th、といったところでしょうか。

なぞめいた、穴の埋まらないパズルのような音の鳴り方。

まさに「ルービックキューブ」や「QRコード」を思い出すような。

私達世代で言うと、キアヌ・リーヴスが主役だった「マトリックス」を思い出すような。

聞いていてとても楽しく感じる曲なので、私のイチオシです。

クラリネット四重奏 「超絶技巧練習曲 第九番「ブルレスカ」」 阿部勇一

演奏時間:4分50秒

グレード:5

編成:1st・2nd・3rd B♭クラリネット、Bassクラリネット

(演奏:Clarinet Ensemble Grazie)

解説

クラリネット四重奏アンサンブル、超絶技巧シリーズのなかでも初のバスクラリネットの入ったシリーズです。

長崎県のクラリネットグループ「アルビオン・クラリネット・ヴァリエ」委嘱作品です。

「ふざけた」とか「いたずらっぽい」という意味の曲で、サーカスのピエロをイメージして書かれたそうです。

感想

超絶技巧シリーズにしては楽しい感じの曲かなと思います。

演奏する人は死にそうになるかもしれないけど、聞いていて楽しい曲ですよね。

超絶技巧シリーズどの曲にも共通していますが1stが目立ちます。

バスクラが失敗すると総崩れするので、バスクラは責任重大です。

2019年の8月に発売されたばかりの曲なので、まだあまりアンコンでは演奏されていません。

バスクラが入るということで、演奏できる吹奏楽部も限られてきます。

とはいえ、アンコンで大人気の超絶技巧シリーズの新曲なので、2021年以降のアンコンでは人気が出てきそうな予感がします。

グレードは5で難易度も高いですが、演奏しても聞いても楽しそうな曲です。

バスクラを入れられる部は挑戦してみてくださいね。

クラリネット五重奏 「カレイドスコープ」 R.T.ロレンツ

演奏時間:約5分

グレード:4.5

編成:1st・2nd・3rd・4th B♭クラリネット、Bassクラリネット

(演奏:くにくら 第2回コンサート)

解説

アンサンブルコンテストでは大人気のカレイドスコープ(万華鏡)。

特殊技法の演奏が入っています。

万華鏡の模様が移り変わる様子が曲になっています。

 

感想

クラリネット吹きなら誰もが「この曲やってみたい!」と思うような曲です。

バスクラの低音の響きに、上でキラキラと万華鏡が輝くような、そんな印象を受けます。

もうとにかくバスクラがかっこいい。

バスクラ吹きにはたまらない曲です。

そして3rd、4thも結構良い役どころなんですよね。

この曲なら、だれがどこになっても目立ちます。

1st、2ndにはソロもあります。

クラリネット吹きみんなが満足できる曲なのではないでしょうか。

クラリネット八重奏 「絵のない絵本~12夜~」 樽屋雅徳

演奏時間:4分30秒

グレード:4.5

編成:E♭クラリネット、1st・2nd・3rd B♭クラリネット、Altクラリネット、BASSクラリネット、Caクラリネット、Cbクラリネット

(演奏:金沢クラリネットアンサンブル)

解説

南イタリアポンペイ市でヴェスビオ火山が噴火し、たくさんの人々が犠牲になりました。

その様子を表した曲です。

前半は、歌姫が歌いながら街中を歩いている様子を表しています。

中ほどでは、噴火によってたくさんの人々が亡くなったことへの追悼を。

後半は、過去のポンペイ市を回想している様子を表しています。

感想

パッと聞いた瞬間、かっこいい曲だなという印象を持ちます。

それと同時に、保科洋作曲「復興」と似ているなとも思いました。

復興も絵のない絵本も、どちらとも天災によりたくさんの人々が亡くなったことに対する追悼を表しているところが共通しています。

天災の起こる前、力強く生きていっている様子を表し、中ほどで悲しみが襲い、そして最後には過去を思い出す。

それだけ震災や火山による犠牲は、人々の心をつよくえぐってくるということなのかもしれません。

曲としてはE♭クラリネットの高い音、コントラバス、アルトバスクラリネットのバリバリという低い音が印象的です。

何度も出てくる旋律を思わず口ずさんでしまいそう。

一度演奏を始めたら抜け出せないくらい、病みつきになりそうな曲だと思います。

楽器のそろう吹奏楽部のクラリネット吹きならぜひとも参加したい1曲になることは間違いなしですね。

クラリネットアンサンブル曲 アンコンにはおすすめしない有名曲

クラリネットアンサンブル曲の中でも、アンサンブルコンテストで審査員の先生が飽きるほどにたくさん演奏されている曲もあります。

その中の1つが、「オーディションのための6つの小曲 J.M.ドゥファイ」です。

  • クラリネット四重奏
  • 1st・2nd・3rd・4th B♭クラリネット
  • 演奏時間12分30秒
  • グレード5

B♭クラリネットだけで演奏できる曲なので、どの部も選びやすい曲です。

(演奏:京都黒笛音楽隊 )

この曲は、2016年のアンサンブルコンテストでクラリネットアンサンブルが出てきたと思ったらどの学校もこの曲を演奏する・・・と言われたほど、人気だった曲です。

こういった審査員の先生方が耳慣れしてしまったような曲は、「またあの曲か・・・」と思われてしまうし、審査が厳しくなってしまうこともあります。

アンサンブルコンテストで演奏する曲を探しているなら、あと数年はやめておいた方が無難かもしれません。

でも定期演奏会やコンサートなどでは、聞きに来てくれた人達は知っている曲が流れてくると嬉しいものです。

定期演奏会やコンサートに来てくれる人は吹奏楽の好きな人が多いので、アンコンで大人気の「オーディションのための6つの小曲」を知っている人もいるかもしれないですよね。

アンコンでは評価が付くので不利になりますが、演奏会などでは有名なので受けが良さそう。

演奏会にはおすすめの曲です。

クラリネットアンサンブルの曲には新曲もある

クラリネットアンサンブルの曲にも流行り廃りがあって、毎年、新曲が発表されています。

定期演奏会の常連さんともなると、毎年同じようなアンサンブル曲だなぁと思われる方もいるかもしれません。

定期演奏会でクラリネットアンサンブルを披露する機会があるなら、新曲は要チェックですね。

 

この記事ではクラリネットアンサンブルの曲 人気有名処5選 をご紹介しました。

演奏する側も聴いている側も、歌える曲の方が楽しめるんじゃないかなと思っています。

うちの子もクラリネットパートで、そろそろアンサンブル曲を選ぼうかなと思っているようです。

やっぱり本数の多い方が迫力もあるし聞いていて楽しい曲も多いです。

少ない本数で演奏する曲は個人個人のレベルが分かりやすいので、三重奏などは他の重奏に比べると完成させるのが難しいんだろうなと思います。

技術力の高い子が3人集まれるなら、3重奏に挑戦するのもそれはそれで楽しそう。

自分達の力を伸ばしてくれてかつ楽しく演奏できる曲に出会えるといいですね。

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