子供の学校では今年初めて定期演奏会のテーマを決めることになりました。
新しい顧問の先生は定期演奏会を皮切りにたくさん子供たちに頭を使わせてくれる先生のようです。
定期演奏会のテーマの王道としては「宇宙」とか「愛」とか「世界旅行」なんだそう。
宇宙をテーマにすると「宇宙戦艦ヤマト」とか「スターウォーズのテーマ」とかそういった宇宙に関する曲を集めて演奏するそうです。
テーマって言われてもねぇ・・・と初めてのことに子どもたちは後ずさり気味(笑)
いつものようにうちに集まってお菓子を食べながら文句を言っているのを横目に、定期演奏会のテーマの決め方について調べてみました。
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定期演奏会のテーマの決め方って?
今までは言われるがままに曲を練習して演奏してきた彼らにとって、今回の定期演奏会のテーマを決めるということは大変そうです。
先生は
- あなたたちは来てくれるお客さんに何を伝えたいですか?
- 来てくれるお客さんはどうしたら私達の演奏に満足してくれると思いますか?
- あなたたちが得意なテーマは何ですか?
- この部はどんな部ですか?
- それをお客さんに伝えましょう
こんな感じのことを言っていたそうです。
「お客さんね~。何を伝えたいかってね~。曲聴いて帰ってくれればそれでいいよ。」
なんてネガティブな意見も出てますが、先生の言いたいことって『来てくれる人に満足してもらおう』ってことですよね。
お客さんに何を伝えたいのか?
お客さんに伝えたいことってなんだろう?
私達は楽しんでるよってこと?それともつらいけど練習がんばってるよ!ってこと?
それによってテーマも変わってきますよね。
楽しいなら楽しい感じの曲を。
つらいなら最初は暗い感じだけど最後、達成感のあるような厳かな曲を選ぶことになりますよね。
どっちが吹きたいかとか、どっちが部としては得意か、どっちの気持ち?というところから考え始めると良さそうです。
子供たちに聞いたところ、
- 音楽楽しいよね
- 休んで遊びに行きたいのを我慢してる日もあるよね
- けどいざ部活のない休みの日で誰とも約束してなかったら何しよう?ってなるよね
- やっぱ部活よね
という意見が。
そのあと、
- 顧問の先生が変わったよってことも伝える?
- 新生吹奏楽部だよね
という話になって、それなら新しく生まれ変わったってことを伝える?ということになりました。
来てくれるお客さんにどうしたら満足してもらえる?
楽しい演奏をしただけでお客さんは満足してくれるのか。
次の課題はここです。
つまりは「おもてなし」。
日本人の得意なおもてなし(笑)
「私達が新しくなったということを伝えるには、どんな理由でその曲を選んだのかとかストーリーみたいになってると分かりやすいかも。」
という貴重な意見が。
「Tiktokで動画アップするときに決める雰囲気とか考えるあれか!」
ということで現代っ子には飲み込みやすかったようです。
あなたたちの得意なテーマはなんですか?
今までよく演奏していたのはポップス曲だというので、やっぱりポップスが得意ってことになるのかなと。
みんなで楽しく演奏できたのはノリの良いの曲だよね、と。
あと威風堂々とかホルストのセントポール組曲も楽しかったよね。
得意なのはどうやらこの辺りの曲のようです。
そして、セントポール組曲は最初に練習した曲だし定期演奏会でやりたいね、そうだねという話になってきました。
この部はどんな部ですか?
この部はどんな部かという抽象的な質問に答えるのはとても難しいです。
でも、
がんばりやさんな部。
かわいい子が多い部。美人ぞろい。イケメンも一部いる。
などなど、楽しそうに考えていました。
定期演奏会テーマのアイディアは客席からもらう
客席の人が自分達と一緒に楽しく聞くためにはどうすればいい?というところからテーマを決めます。
セントポール組曲は自分たちが新入部員で入った時に初めて練習した曲だし、今年は顧問の先生が変わって1年目だから、テーマは「はじまり」とか「1」みたいな感じがいいんじゃないかな?
と。
それなら、聴きに来てくれるお客さんだってこれはこういう意味で選んだんだな、と、納得しながら状況を思い浮かべながら曲を聴いてもらうことができそうです。
こうして大まかなテーマが決まりました。
子供たちは「はじまり」とか「1」の言葉を色々もじって言葉を選んでいました。
曲はテーマに沿って選ぶようです。
令和最初の年にヒットした曲はどう?とか、曲名に最初みたいな意味が入っているのもいいよね!
などなど、会話が弾んでいましたよ。
この記事では定期演奏会のテーマを決める方法についてお伝えしてきました。
テーマを決めるのはなかなか難しいですが、その年にあった吹奏楽部での出来事を題材にすると決めやすいのではないかと思います。
初めて吹奏楽コンクールで金賞をとった年には「金」とか、金賞とれなくて泣いた年は「涙」とか。
部員が多く入って大所帯になった年は「巨大」とか。
こんな簡単なことで良いのではないでしょうか。
宇宙とか世界旅行とか、たしかにかっこいいけど部のカラーって出にくいですよね。
せっかくの定期演奏会なのですから、その年その年の出来事を乗せて客席に伝えていけるとみんな楽しい時間が過ごせそうですね。
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