ホルンアンサンブル曲は人気で有名な曲をカバーしたものが多いです。
ですから定期演奏会などでは使いやすいのですが、アンサンブルコンテスト用となると、選曲が難しかったりもします。
とは言ってもホルンは金管楽器なので、ちょっと冒険するくらいの曲をアンサンブルコンテストに出しても完成度が高ければ良いのでは??と思ったり。
ホルンアンサンブル曲を集めているうちに、ホルンってこんなに可能性を秘めた素晴らしい楽器だったんだということに気づかされました。
それでは、ホルンアンサンブルの人気有名処の曲を5つ選んでみましたのでご覧ください。
Contents
ホルンアンサンブル曲 人気有名処5選
ホルン三重奏「Suite for Three Horns(3本のホルンのための組曲)」ホルコンブ
演奏時間 7分45秒
グレード 不明
解説
楽章の名前を見ると、
- 第1楽章 ファンファーレ
- 第2楽章 田園風景
- 第3楽章 都市
となっていることから、王様か誰かがファンファーレと共に出発して田園風景を抜け、隣国の都市に旅にでも行く様子を表したのでしょうか?
厳かな雰囲気から始まるこの曲の風景を、自分たちなりに解釈して想像を膨らませてみてくださいね。
感想
全体を通してちょっとお偉いさんの行進曲という雰囲気がする曲ですね。
ホルンは柔らかい音の出る優しい雰囲気の楽器のイメージを持っていましたが、こんな雰囲気の曲にも合うんだなと、またホルンの良さを知ることができました。
テンポのいい演奏しやすい曲なのではないでしょうか。
ホルン四重奏 「ホルン四重奏曲Op.38」 ホミリウス
演奏時間 約9分
グレード 3.5
解説
ホミリウスはホルン奏者で19世紀のドイツで生まれました。
各パートの音域を活かした作品で、豊かな音色で響くホルン・アンサンブルの真骨頂を感じられる1曲です。
感想
かっこいい1楽章、ゆっくりの2楽章、そしてまた1楽章と同じ雰囲気の3楽章。
ちょっとだけ王室の雰囲気が出ているような気がするのは私だけでしょうか。
厳かな西洋の雰囲気が出ていて、とてもかっこいいです。
ホルン四重奏 「アフリカン・シンフォニー」Van McCoy
演奏時間 2分30秒
グレード 3
解説
誰もが1度は聞いたことがある!と思うアフリカっぽいリズムとメロディー。
以下、編曲者の山里佐和子さんの解説を引用します。
アフリカの大地を思わせるリズムとシンフォニックなメロディー。
吹奏楽の分野でも人気のあるこの曲を、ホルン四重奏でアレンジしました。
ビート感を失わないように注意しつつ、ホルンの魅力の一つでもある力強い音色を前面に出して演奏してください。
感想
アフリカのサバンナを思い出させるような曲ですね。
ライオンとかキリンが走っている様子が目に浮かびます。
ジャングル大帝レオとかライオンキングとか。
ホルンは優しいイメージがあるけどやっぱり金管なんだなーと思わせてくれる、そんな1曲だと思います。
定期演奏会などで演奏するとすごく盛り上がりそうですね。
ホルン五重奏「エルカミーノレアル」リードA、小林健太郎編曲
演奏時間 10分30妙
グレード 5
解説
リードA作曲の「エル・カミーノ・レアル」をホルンアンサンブルに編曲したものです。
エル・カミーノ・レアルとは、スペイン語で王の道という意味。
アメリカのカリフォルニア州にはエルカミーノレアルという道があって、その昔、修道士たちが布教活動のために通った道とされています。
その道を見て、リードが何かインスピレーションを受け作曲された曲と言われています。
感想
この曲をホルンだけで演奏するのはとてもとても難しそうです。
でもホルンだけでもとてもかっこいいので、挑戦してできたときの達成感がすごそうだなと思いました。
ホルンは変幻自在に演奏できる楽器なんですね。
ぜひ挑戦してみてほしいです。
ホルン八重奏 「魔弾の射手より序奏 狩人と村人の合唱」ウェーバー ヴァレンドルフ編
演奏時間 約5分
グレード 3
解説
魔弾の射手は、カール・マリア・フォン・ウェーバーの作曲したオペラの一つで、1650年頃のボヘミアを舞台としたドイツの民話が題材となっています。
オペラの内容は、2人の恋人同士がいて、結婚の許しを得るためには男性が射的でいい成績を残さないといけないことになっていました。
でもスランプだった男性が、悪い友人に「百発百中の魔弾を使えばいい」とそそのかされて、使ってしまうんです。
魔弾の呪いによって魔弾が悪い友人に当たってしまい、魔弾を使ったことがバレます。
でもある人の助けによって2人は結婚出来る運びとなって、ハッピーエンドとなります。
感想
「魔弾の射手より序奏 狩人と村人の合唱」は誰もが1度は耳にしたことのある曲なのではないでしょうか。
こんな素敵な曲がホルンだけでここまで幅広い演奏ができることに驚きが隠せません。
ホルン吹きの間ではとても有名な曲なのだとか。
最後のホルンならではのグリッサンドもかっこいいですね。
ホルンアンサンブル曲は人気で有名なカバー曲が多い
ホルンアンサンブルは有名な曲をカバーしたものが多くあります。
映画音楽などはホルンのゆったりとした曲も多くて、かっこいいですよね。
ジュラシックパークのテーマ
ホルンのジュラシックパークアンサンブルは、ほんと壮大ですね!
映画ジュラシックパークのあの感動がよみがえってくるようです。
ドラゴンクエストのテーマ
演奏動画が無いのが残念なんですが、ドラクエのテーマはどうしても聞いてほしくて(笑)
ほんとかっこいいです。
ホルンにしかできない!
定期演奏会や文化祭で演奏したら、大人から子供まで盛り上がること間違いなしですね♪
ホルンアンサンブルはオールマイティ
ホルンはトランペットの代わりからチューバの代わりまで、何でもできてしまう楽器です。
だからたくさんの人数が集まれば集まるほど、吹奏楽の合奏に近い演奏ができてしまう、まさにオールマイティなアンサンブルなんです。
その証拠として、NHKの「らららクラシック」で演奏された、コロナ禍のテレワークホルンアンサンブルは圧巻でした。
その時の映像がこちら↓
ホルンだけですべてのパートを制覇してしまうなんて・・・すごい!
ホルンって素晴らしい可能性を秘めているんですね。
いろいろなアンサンブル曲に挑戦してみてください!
このご時世、お買い物に行くのも大変ですよね。
楽器関連で必要なものは島村楽器がおすすめです。
品ぞろえも良いですし、楽器が欲しい時も店員さんが試し吹きをして良いものを選んでもらえます。
また最近話題になっているサックス用のゴッツ(Gottsu)”サイレント リード”(Silent Reed)も島村楽器では扱っているんですよ。
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他にも「こんなものあったんだ!」とびっくりするようなものが沢山あるので、見てみてくださいね。