定期演奏会に欠かせないのが司会、MCです。
子供の学校では司会は部内でも面白いと評判のパートリーダーの先輩とイケメンの先輩がするそうですが、司会原稿はなんと子供の担当になってしまったのだとか!
何回か作文が選ばれていたからだそうで・・・
定期演奏会の司会原稿を一人で考えるなんて・・・と言ってはいましたが、とりあえず作ってみるそうです。
司会原稿の面白いアイディアってないかなぁ?ということで、子供と一緒に調べてみました。
調べてみると、定期演奏会に限らずいろんな面白い司会原稿っていろいろあるものなんですね。
この記事では定期演奏会用の司会原稿の面白いアイディアをご紹介します。
Contents
定期演奏会の司会原稿を面白くするアイディア
定期演奏会の司会原稿と言えば
本日はお集まりいただきありがとうございます。これから〇〇という曲を演奏します。聞いてください。
〇〇でした。
次の曲はクラリネットとホルンのかけあいが美しい曲です。〇〇、お聞きください。
ありがとうございました。
のように進む場合が多いのではないでしょうか。
でもこれではあまり面白くないどころか、司会いるの?プログラム見れば分かるよね?となってしまいますよね。
かといって、お笑いのように騒いでも「なんだかしょうもない司会だったよね」と言われて終わりそう。
どうすれば面白く、客席を引き込むような司会になるのでしょうか。
テレビやラジオの真似をする
一番目にする機会が多いのがテレビです。
テレビでは
- 題名のない音楽界
- ミュージックフェア
など、ちょっと真面目な雰囲気の音楽番組が毎週放送されています。
こんな番組の曲の紹介の仕方を真似するといい司会原稿ができそうです。
バスガイドさんの真似をする
地域に観光バスがあれば、その場所ごとの紹介の仕方がありますよね。
次に見えてくる景色にどこか見覚えはありませんか?
そう、あの有名な〇〇に似ていますよね。
のように、客席の人たちを想像の世界に引き込んで一緒に体験しているかのように思わせる文章は魅力的です。
また「あっ、この感じはあのバスに似てるよね!」と客席もクスクスしてしまうかも。
司会原稿にみんなが知っているものを取り入れると、客席の人も一緒に楽しんでもらえる定期演奏会になりそうだと思いませんか?
バックミュージックを入れる
クリスマスの時期やお正月の時期、お雛様や五月の子どもの日などは、その日に合わせたテーマソングがありますよね。
その曲が流れてきたら、あ、もうこんな時期かと思わせる効果があります。
それと同じで、次の曲を想像させるバックミュージックを入れるのも1つの方法。
フルートやクラリネット数人に舞台袖からちょっとしたアンサンブルを吹いてもらったり、パーカッションにそれっぽい音を出してもらったり。
方法はいくらでもありますが、その音を使って
これから演奏するのはみなさんもよくご存じの○○をモチーフにした曲。
〇〇といえば何を思い出しますか?
のような演出も素敵です。
客席に問いかけたり、想像してもらったりする場面を増やすと、曲の演奏ばかりで飽きちゃったと言うことが無くていいのではないでしょうか。
決め台詞を入れる
吹奏楽でよく演奏される曲にスターウォーズのテーマやディズニーメドレーなどがあります。
スターウォーズで出てくる「フォースのために」とか、ディズニーの「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」をうまく司会原稿に含ませれば、曲を連想させるきっかけになります。
客席の方のウキウキ感を盛り上げることもできそうですね。
自分達の意気込みを語る
子供の学校の定期演奏会では吹奏楽コンクールに向けて練習している自由曲や課題曲を演奏するそうです。
この曲についてはお客さんに何を連想してもらうかと考えると難しくなりがちですよね。
ですが、自分達がこんな思いで頑張っている、こういう演奏がしたい!という意気込みをはじめに語ることで、お客さんも一体となって応援してくれるはず。
何もわからず知らない曲を聞かされるよりは、曲の成り立ちや曲の背景なども説明してあげると楽しめそうですよね。
定期演奏会の司会原稿を面白く書くには
定期演奏会の司会原稿を書くうえで一番大切なのは、お客さんを楽しませようという「おもてなし」の精神ですよね。
そして定期演奏会本番で司会原稿を読んで司会を進行するのは司会者の人ですから、司会をする人のイメージに合わせて司会原稿を書くことが大切です。
うちの子なら
- 「あの先輩はこう言うことは言わなさそうだな」
- 「こう言うこと言うのは嫌だろうな」
- 「こんな雰囲気が得意そうだな」
と、先輩のことを想像しながら書くのがポイント。
声の調子やトーンで「こんな言い回しにすると盛り上がるかな」とか「おとなしすぎるとかえっておかしいよね」などなど、その人の雰囲気に合わせないとせっかくの司会原稿が生きてきません。
今回、定期演奏会の司会をするパートリーダーの先輩は2人。
声が大きくて、ときどき天然ボケの元気なかわいらしい女子の先輩と、もう一人はイケメンで背の高い男子の先輩。
声はあまり張る感じではないですが、優しい雰囲気で練習をしている姿がかっこいいと女子から人気なのだそう。
そうなると、真面目な曲紹介の場面は男子の先輩に、ポップスや最近の曲の紹介は女子の先輩にお任せしようかな?という流れに。
それか、曲の紹介自体の前のいろんな話のところを女子の先輩に、曲紹介自体を男子の先輩にしてもらっても良さそうです。
舞台の上に一人で出るのは緊張すると思うから、常に2人で出られるようにする方がお互いフォローもできて安心かもしれないよねと子供が言うので、フォローもしあえるしっかりした2人なんだろうなと。
司会者の性格もあるし声のトーンもあるし。
何より部のカラーもありますし。
どうしたらお客さんが楽しんでくれるだろう、一緒に演奏しているかのような世界に引き込むことができるだろうかと考えることもまた経験ですよね。
定期演奏会の司会原稿をこっそりご紹介
子供が書いている定期演奏会の司会原稿をお風呂に入っている間にこっそり見てみました。
なかなかいい感じなんじゃないかなと思うので、ちょっとだけご紹介します。
幕が開いてオープニング曲スタート
曲終わりに司会者が前へ
まず最初の演奏は〇〇でした。
この曲は本日の定期演奏会のテーマ「はじまり」を皆様にお伝えする最初の曲としてお聞きいただきました。
今回の定期演奏会のテーマ「はじまり」は、私達の顧問の先生が変わって1年目の始まり、今までの吹奏楽部とは違った吹奏楽部にするぞという意味での「はじまり」を込めて私達部員で考えて決めたテーマです。
本日はこの「はじまり」というテーマに沿って、皆様にも楽しんで帰っていただけたらと思っています。
申し遅れましたが、本日は〇〇高校吹奏楽部定期演奏会にお越しいただきありがとうございます。
司会進行はクラリネットパートリーダー〇〇とトランペットパートリーダー〇〇が務めさせていただきます。
続いての曲は、今年度吹奏楽コンクール課題曲〇〇です。
今回の吹奏楽コンクールは新しく赴任された〇〇先生の元、新たな気持ちで金賞目指して頑張ろうという気持ちとともに、私達の新しい練習法や部の運営法がどうはじまったかを感じ取っていただけたらと思います。
この課題曲は・・・
以前うちに集まって決めていた定期演奏会のテーマをお客さんに伝えるところから始めているようです。
なかなかいい感じがしますがどうでしょう?親の欲目かな(笑)
これから曲紹介や展開がどうなっていくのか見ものではありますが、この司会原稿ならスマートな雰囲気で定期演奏会が進んで行きそうな感じがします。
定期演奏会第1部の曲はクラシック系が多いのでスマートな感じが合っていますよね。
第2部ではポップスを演奏するらしいので、ここでどう雰囲気をチェンジさせるのかが子供の腕の見せ所でしょうか。
出来上がりを楽しみにしてしまう私。
定期演奏会の司会原稿を書くという大役を任されて、多少プレッシャーもあるようです。
沢山の司会原稿サンプルをあつめてそれぞれのいいとこどりをしていけば、きっといいものができるのではないかなと期待しています。
この記事では定期演奏会の司会原稿を書く際の面白いアイディアをご紹介しました。
定期演奏会はどうしても自分たちが演奏することに一生懸命になりがちで、聞きに来るのも保護者ばかりということに甘えもあって、自分本位な演奏会になりがちです。
去年の子どもの部の演奏会では司会なんてなかったんですよ。
次は〇〇です。って曲名を放送部の子が言うだけ。
今年は気合たっぷりに頑張っているようです。
こういう学年に当たったことは子どもにとっていい経験になるし良かったなぁと思います。
うまくいっても失敗してもどちらも経験。
また来年に生かしてもらえればいいなぁと思います。
このご時世、お買い物に行くのも大変ですよね。
楽器関連で必要なものは島村楽器がおすすめです。
品ぞろえも良いですし、楽器が欲しい時も店員さんが試し吹きをして良いものを選んでもらえます。
また最近話題になっているサックス用のゴッツ(Gottsu)”サイレント リード”(Silent Reed)も島村楽器では扱っているんですよ。
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他にも「こんなものあったんだ!」とびっくりするようなものが沢山あるので、見てみてくださいね。