トロンボーンアンサンブル曲は、かっこいい感じの曲が多いイメージでしたが、調べてみると意外と心に染み入る感じの曲も多いことが分かりました。
トロンボーンの力強い音色は、強く吹けばかっこいいですが、優しく吹けばあんなに心に訴えかける音色になるのかと。
ジャズなどの盛り上がる曲はもちろん、しんみりした曲もトロンボーンなしでは合奏がうまくいかないというのは、トロンボーンアンサンブルを聞けば一目瞭然なんですね。
それでは、トロンボーンアンサンブル曲の人気有名処をご紹介していきます。
Contents
トロンボーンアンサンブル曲 人気有名処5選
トロンボーンアンサンブル曲には四重奏が多いですね。
今回はトロンボーン三重奏1曲、トロンボーン四重奏4曲をご紹介します。
トロンボーン三重奏「スターライトハイウエイ」成田勤
演奏時間:5分
グレード:4
解説
作曲者、成田勤さんの解説を引用致します。
トロンボーンによるスライド奏法をコンセプトに置いた作品。3重奏という、あまり例の無い編成の中で、ある程度の音圧を出す目的から、細かい音符が譜面上に配置されております。そこから浮かび上がった無数の星というイメージから、この曲のタイトルと致しました。
2009年8月、神奈川県立横浜緑園総合高等学校吹奏楽部の嘱託指導員、村松功介氏の委嘱により作曲。
感想
解説にもある通り、トロンボーンのスライド奏法がたくさん使われている曲です。
このスライドの音を聞くと「おぉ~」と感動の声を上げたくなります。
トロンボーンらしいかっこいい音色と曲がとてもマッチしていて、この曲を聞くとトロンボーンもやってみたかったなと思ってしまいます。
楽器紹介にも、定期演奏会にも、もちろんアンサンブルコンテストでも、聞く人も楽しめるトロンボーンの中では数少ない三重奏の素晴らしい曲です。
トロンボーン四重奏「Tiger Rag」岩井直溥 編曲
演奏時間:3分50秒
グレード:3
解説
動物の唸り声を入れた楽曲は沢山ありますが、この曲はなんとトラの唸り声が入っている曲。
どんな声になるのでしょうか!?
感想
まるでサーカスを見に来たような感覚になれる楽しい曲です。
トラが玉乗りしたり自転車に乗ったり・・・するのかな?
私が見たサーカスでは、トラは火の輪くぐりをしていました。
火の輪くぐりをするトラ君の自己紹介などで流れていそうな、そんな曲です。
トロンボーン四重奏「a song for japan」
解説
この曲は東日本大震災で被災した日本の人々のために作られたトロンボーン四重奏です。
以下、公式HPより引用致します。
全世界のトロンボーン吹き・トロンボーン・ファンのみなさん
“A Song For Japan”のサイトへようこそおいでくださいました。このプロジェクトは、洋の東西、プロアマ、個人・グループなどを問わず、世界中のトロンボーン吹きが東日本大震災被災者の方々のために音楽で応援することを狙いとして、海外の日本人トロンボーン奏者たち、および日本人メンバーを含み日本とゆかりのある海外のトロンボーン・グループが協力して立ち上げました。プロジェクト企画メンバー一同、震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、被災されたみなさまに謹んでお見舞いを申し上げます。
感想
まさに追悼の曲、そして元気をもらえる、優しい力強い曲です。
東日本大震災からもうすぐ10年と言う月日が経ちますが未だに街はすべては回復していません。
人々の心から消えることもありません。
そんな思いを伝えたい時、伝えたい場所で演奏したい曲の1つです。
トロンボーン四重奏「ゴスペルタイム」アグレル
解説
美しいハーモニーの「祈り」のあとに、1stのleadで快活なゴスペルが始まる。
各パートにsoloがあり、とてもノリの良い曲。
消費するスタミナの割に演奏効果も高く、アンコールにも使用できるオススメの曲。
そもそも、この曲はQuattromboniのためのアンコール・ピースとして作曲された。
感想
ゴスペルとはもともとアメリカに住む黒人の方が協会などで歌う曲のこと。
そのイメージ通り、楽しい雰囲気の横に揺れて演奏したくなるような曲です。
陽気でそれでいて祈りも込めれられている、奥の深い曲だと思います。
トロンボーン四重奏 「『天地創造』より、大いなる偉業は成し遂げられた」フランツ・ハイドン
演奏時間:3分
グレード:3
解説
宗教絵画などで良く用いられる、天地創造、世界創世をフランツ・ヨーゼフ・ハイドンが曲にしたもの。
委嘱作品ではなく、ハイドンが自ら作曲した曲のため、創作意欲溢れる曲となっています。
本来は合唱曲を、アンサンブル曲に編曲したものです。
感想
古典音楽っぽい、優雅さと偉大さが感じがあふれている曲です。
バッハのインベンションを思い出させるような節もあります。
個人的にバロック音楽が好きなので、好きな曲の1つです。
トロンボーンアンサンブルはグレードの高いものが多いですが、この曲は演奏しやすい曲だと思います。
トロンボーンアンサンブルで人気有名な曲をやってみた動画がすごい
リモートワーク続きで、家でテレワーク演奏をしている人が増えている中、吹奏楽で有名な「アルヴァマー序曲」をなんとトロンボーンだけで演奏されている方を発見!
感動したのでご紹介します。
どうやったらこんなにきれいな音が出るんだろう・・・と思うほど素敵な演奏です。
1人でやってらっしゃるんですね。
これを聞くと、トロンボーンも奥が深そうだなと思わされます。
この記事ではトロンボーンアンサンブル曲の人気有名処をご紹介しました。
トロンボーンアンサンブルは四重奏が多いですね。
アンサンブルを組むとき、人数が5人とかだと人選が難しそうだなと思いました。
金管アンサンブルやパートごとのアンサンブルなど、うまく組み合わせられるようにできると良いですね。
このご時世、お買い物に行くのも大変ですよね。
楽器関連で必要なものは島村楽器がおすすめです。
品ぞろえも良いですし、楽器が欲しい時も店員さんが試し吹きをして良いものを選んでもらえます。
また最近話題になっているサックス用のゴッツ(Gottsu)”サイレント リード”(Silent Reed)も島村楽器では扱っているんですよ。
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他にも「こんなものあったんだ!」とびっくりするようなものが沢山あるので、見てみてくださいね。