アンサンブルコンテストの曲は、毎年同じようなアンサンブル曲が並んでいて、自作の曲やディズニーの曲が演奏されているのは聞いたことがありませんよね。
吹奏楽連盟のアンサンブルコンテスト規約に、アンサンブルコンテストの曲について何か定められていることがあるのでしょうか。
吹奏楽連盟の規約によると、著作権のことについては触れられていますが曲については特に触れられていません。
これって「曲はなんでもいい」ということなのでしょうか。
アンサンブルコンテストの曲は自作やディズニーでも大丈夫、ということなのでしょうか。
詳しく調べてみました。
アンサンブルコンテストの曲は自作でもOK
もし吹奏楽部の中に作曲ができる子がいるのなら、その子が自作した曲をアンサンブルコンテストで演奏してもOKなんです。
でも自作でアンコン出場というのはあまり聞きませんね。
アンサンブルコンテストでは曲の評価ももちろんですが、曲の自作となると曲としての完成度も求められますし、なかなか難しいのかもしれません。
自作ではありませんが、埼玉伊那高校などのように委嘱作品としてプロの作曲家にアンサンブル曲を依頼して書いてもらって演奏しているところもあります。
その委嘱作品で全国大会に出場できたり、金賞が獲れると、次の年にその委嘱作品を演奏する学校が増えて、吹奏楽内での流行を巻き起こすことも。
委嘱作品はレベルの高い学校がお願いすることが多いので、アンサンブル曲の難易度も高めなことが多いです。
またお金のある私立でしか難しいんじゃないかなという先入観はありますね。
個人個人でお願いするにしても、委嘱作品をお願いする以上学校を通す必要もありますから、1年以上前から準備が必要だったり、手続きなども大変そうです。
でももし、作曲に興味があってYouTubeなどに積極的に作った曲をアップしているようなお友達がいたら、これを機にお願いしてみるのもいいかもしれませんよね。
あの有名な米津玄師さんも中学生の時から作曲活動は行っていたそうですし。
高校生ともなると結構すごい曲を作れる子が埋もれているかも。
これからは、ネットで才能を発揮している中高生がリアルな場でも開花してくる時代が来そうな気もしています。
アンサンブルコンテストの曲にディズニーを選んでもOK
アンサンブルコンテストで自作の曲もOKですし、ディズニーの曲を選んでも大丈夫なんです。
もっと言えば忍たま乱太郎フルート3重奏とか吹いたってOKなんです。
でもなぜ選ばないのかと言うと、難易度が低すぎるからと言う理由が大きいです。
アンサンブルコンテストでは、曲がりなりにもみんな金賞を目指して頑張ってきますよね。
金賞を目指すとなると、表現力やアンサンブル力も大事ですがやはり選曲の時点で自分たちの技術力を評価してほしいという意図があります。
この曲を選んでいるくらいだからスキルがあるのだろう。
この曲ができるとは、この学校の中でもこのパートは力があるのかな?
など、ちょっとでも期待を持って聞いてもらうために曲名は大切なところ。
わざわざディズニーの曲を選んで、楽しく吹けていてよかったですねっていう評価はいらないんですよね。
これから先、ディズニー映画で難易度の高いアンサンブル曲が出てきたら、その曲は一躍アンサンブルコンテスト常連曲になる可能性もあります。
でも今のところはそういった難易度の高い高評価につながりそうな曲がないから、みんな選ばないだけなんです。
アンサンブルコンテストの曲はメンバーとレベルで選ぼう
アンサンブルコンテストの曲は、メンバーとそのメンバー全体のスキルと合わせて選びます。
あまりにもたくさん演奏されている曲は審査員の先生方も飽きていたり、曲のイメージができすぎていることもあるので避けましょう。
過去のアンサンブルコンテストで演奏された曲の中から、自分達の感性とレベルに合うものを選ぶと間違いはないです。
「かわいい曲を演奏したい」「有名な曲を演奏したい」と思ってしまうこともあると思いますが、J-POPなどの演奏して楽しい曲は定期演奏会や文化祭などの演奏に入れてもらって、
アンサンブルコンテストはコンテストらしい曲を選べると、安心して演奏できますよ。
過去のアンサンブルコンテスト全国大会で金賞を受賞した曲目一覧もご紹介しています。
アンサンブルコンテストの審査基準についてはこちらの記事でまとめています。
このご時世、お買い物に行くのも大変ですよね。
楽器関連で必要なものは島村楽器がおすすめです。
品ぞろえも良いですし、楽器が欲しい時も店員さんが試し吹きをして良いものを選んでもらえます。
また最近話題になっているサックス用のゴッツ(Gottsu)”サイレント リード”(Silent Reed)も島村楽器では扱っているんですよ。
|
他にも「こんなものあったんだ!」とびっくりするようなものが沢山あるので、見てみてくださいね。