吹奏楽部には練習しない人というのがどうしてもいるんですよね。
子供が入っている吹奏楽部にも練習しない人が数人いて、ちょっとした問題になっているんだとか。
個人練習やパート練習の時、練習しないでしゃべっている。休み(さぼり)が多い。
子供のパートの2年生の先輩が吹奏楽部内でもヒソヒソ言われるほど練習しないので、上達してないんだそうです。
どうにかしてこの2年生の先輩にやる気を出してもらえないものかと3年生の先輩も話し合いをしたり、声をかけているそうなんですがなかなかやる気は出てこないようです。
先日「母さん、どうやったらやる気を出してもらえると思う?」という子供と話をして結論を出してみました。
今回は子どもと話した内容と吹奏楽部内で練習しない先輩にやる気を出してもらうための解決策をご紹介します。
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吹奏楽部に練習しない人がいるのはなぜか
この2年生の先輩だって、1年生の頃には吹奏楽部って面白そうだなと思って入ったんだろうに、なぜやる気がなくなって練習しない人になってしまったのでしょうか。
うちの子の話から見えてきた先輩像はこんな感じでした。
- 3年生の先輩の学年が全体的に上手で先生に気に入られているので比較されやすい
- 息の量は多いけど美しい音色には程遠い
- ピアノなどを習った経験がない音楽初心者だった
- 学校の成績がイマイチで親にいろいろ言われるらしい(練習しないで愚痴っていたのを聞いた)
こういった理由から、どうやら練習しない2年生が出来上がったのではないかと思われました。
先生が3年生をひいきするから
先生が3年生をひいきして面白くないのは分かりますよね。
これは先生の責任とも言えますが、先生だって人間なので好き嫌いもあるし、社会に出れば上司に気に入られていなくてもがんばらなくてはいけない場面も出てきます。
ひいきされていないから面白くないと言って練習しないのは、吹奏楽を楽しんで頑張りたい気持ちとはちょっと違うところにある気がします。
とはいえ、これが全ての原因ではないような感じもしました。
美しい音色が出ない・音楽初心者だった
音楽初心者できれいな音色が出ないというのは、もう練習しかありません。
人よりできないのならたくさん練習してできるようになろうとするやる気が必要です。
でも「先輩は上手なくせに教えてくれない」「先生は練習しろって怒るばかりで何をすればいいのか分からない」と思っている可能性も。
たしかに音楽初心者の場合、何をすれば上達するのかが分からないこともありますよね。
楽譜の読み方も分からないかもしれません。
音楽をするには基礎練習が必要ですが、それもピアノ経験などがあるから基礎練習の方法が分かるというものです。
もしかすると、練習しない前に指導不足だった可能性も考えられます。
学校の成績が悪い
これは部活とは関係ないと言いたいところですが、部活でもうまくいかない、家に帰っても成績のことをグチグチ言われて「どうせ私なんか」と思っている可能性も。
勉強は勉強でがんばるとして、部活での「どうせ私なんか」と思う気持ちを取り除いてあげることが必要かもしれません。
吹奏楽部内で練習しない人のやる気を出させるには
やる気がなくて練習しない2年生の先輩にどうにかやる気を出してもらうために、1年生としてできることは
- 基礎練習のやり方を3年生に教えてもらうこと
- 2年生の先輩を頼ること
だという結論にたどり着きました。
子供はピアノ経験者なのでなんとなく楽譜も読めるし譜面を追って演奏もできてしまいますが、あえてパート練習の最後などに1年生らしく基礎練習のやり方を聞く。
すると2年生の先輩にも届くかもしれませんよね。
また私の経験上、年の近い後輩には競争心がわきますが年の離れた後輩なら面倒を見てやろうかなという気が起きるのが人間と言うもの。
2年生の先輩が3年生の先輩に質問をしたところで、あなたたちもがんばりなさいよと言われて終わりかもしれませんが、1年生の質問にはおそらく優しく答えてくれるはずなんです。
また2年生の先輩だって本当は後輩に馬鹿にされたりしたくないはず。
ここは1年生らしく2年生の先輩を頼ってみる。
きっと先輩だって頼られたら嬉しいし、人間は頼られることで成長することもあるんです。
まだ高校生という若さならコロッと態度を変えてくれる可能性だって十分にあります。
この2つの方法を先輩の性格と合わせながら考え、子供は早速実行してみたそうです。
すると、「2年生の先輩に頼る」という方法が功を奏したのか、先輩が部活を休むことは少なくなったそうです。
またパート内の雰囲気も良くなって、先輩の技術力はなかなか上がらないけれど前よりは頑張っているように見えるのだそうです。
「相手を変えたければまず自分から」と昔の人は言っています。
これは本当によくできた言葉で、相手を自分の思い通りに変えるのは難しいけれどこちらが態度を変えれば相手も変わるものなんですよね。
つまり、「相手にやる気を出させる」のではなく「自分が相手とうまくやるためにどう動くか」を考えると意外と答えがすんなり出てくるかもしれません。
吹奏楽部内やパート内の雰囲気が悪くて、そのいいと思う行動が勇気のいることであっても想像できる未来が明るいのなら、やってみる価値はあるかもしれませんよ。
がんばってみてくださいね。
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