公立の学校の場合、吹奏楽部の顧問の先生が異動になってしまうことがあります。
顧問の先生にカリスマ性があればあるほど、先生の異動は吹奏楽部に大きな影響が。
うちの子の吹奏楽部も、今年、顧問の先生が異動になって新しい先生に変わりました。
部内はちょっとざわざわしているようです。
ざわざわしていると聞くと、何かトラブルが起きなきゃいいけど・・・と、親としても心配。
吹奏楽部の顧問の先生が異動になると、どんな影響が表れてくるものなのでしょうか。
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吹奏楽部の顧問の先生が異動になる時
私立だと、吹奏楽部顧問の先生が退職されない限りは同じ先生が顧問のことが多いです。
でも、公立だと先生の異動は珍しい話ではありません。
10年以上も同じ学校に先生がいるのは稀ですから、早くて2年、遅くても8年くらいで先生は異動があります。
それはクラス替えと同じ理論らしくて、同じ学校ばかりに光を当てないためなんだとか。
例えば、ある先生が指導すると吹奏楽部のレベルが上がるとしますよね。
そしてその先生がいる○○高校ばかりが吹奏楽に強くなる。
そうなると、吹奏楽部を希望する子は○○高校ばかりに流れるようになるし、最悪、周辺の吹奏楽部の人数が減って廃部になることも。
そうならないために、他の学校に光を入れる目的もあって先生を異動させることもあるのだそうです。
でも、たいがい異動の大きな理由は学校の教科担任の関係で、部活動の事情は二の次であることが多いです。
高校は勉強をしに行くところだから部活事情は後回しになってしまうのも分かりますが、それによって後任となった顧問の先生が苦労されることも多くあって、それはそれで大変です。
当然、子どもの側も戸惑ってしまいます。
顧問の先生が異動したら吹奏楽部にどんな影響がある?
吹奏楽部の顧問の先生が異動してしまったら、先生側にも子供たちの側にも多かれ少なかれ影響が出てきます。
新しい先生のカラーになるまでには、およそ3年くらいかかるのが普通のようです。
つまりは前の先生のカラーに染まった子供たちが卒業するまでってことになります。
かなり根深そうですが、、、どんな影響があるのでしょうか?
子どもたちへの影響
- 必ず前の方が良かったと言い出す
- モチベーションが下がる子が出てくる
- 納得できない子は辞めていく
まず、この3つは必ず起こります。
子どもたちはどうしても前の顧問の先生と今の顧問の先生を比較します。
そして前の先生の方が○○してて良かった。と言うんです。
前の先生の悪口をあんなに言ってたくせによくまあ・・・と思える子ほど、前の先生の方が良かったと言います。
また、新し先生とそりが合わないとか、他にもいろんな理由でモチベーションが下がってしまう子が出てきます。
特に前の先生に気に入られていたり、ひいきされていたり、声をかけられる回数の多かったような子は、特別扱いしてもらえなくなったとたんに部活がつまらなくなることも。
前の先生の方が良かったと本気で思っていて、納得できない子は辞めてしまいます。
すると部員が減ってパートが足りないといった問題が出たりし始めます。
顧問の先生に実力があれば残った子でいい成績が残せますが、たいがい、そういった反発によって先生の実力も発揮されません。
吹奏楽に詳しくない先生なら突然賞が取れなくなることもあります。
また、顧問の先生がまったく吹奏楽には興味が無かったり、家に小さな子供がいるなどの理由であまり部活に来られない場合。。。
土日練習や朝練がなくなって、強豪校から一気に弱小校へ変わってしまうこともあり得ます。
それほど子供たちにとって顧問の先生の異動は大きなものです。
先生への影響
- 必ず反抗する子がいる
- 前の先生はこうだったのに違うと文句言われる
- 強豪校を受け継いだ場合プレッシャーがすごい
- 親も関わっているような部の場合は信頼関係を築くのが大変
先生が吹奏楽に詳しい、詳しくないに関わらず、反乱分子が必ず出てきます。
何かの法則か?というくらいの高確率であらわれます。
この年代特有の存在自体を否定されるような意味のない反抗は、どうやら指導書にもあるくらいなので仕方ないことのようですが、その場の人間関係としては大変です。
なかなか自体が収束しにくいし、下手するとその子たちが卒業するまで続いてしまいます。
保護者が多くかかわっている場合「前の先生の時はこうだったんですけどどうしますか?」や「前はこうしていたんですけど今回はしないんですか?」など、はっきりとは言われないけど怖い圧力を感じることもあります。
本気で部活に取り組もうと思っている先生の場合、こういうのはちょっと妨げにもなるし、なかなか部の運営がうまくいかない原因にもなります。
家で親が先生の文句を言うと、子どもも同調してしまいますからね・・・。
異動したばかりで先生も職場の人間関係すら大変でしょうし、部活の成績もとなると初めの年は厳しいものになりそうです。
新しい先生が人気者になった場合
まれに、前の先生よりも新しい先生の方が指導が上手とか、生徒とのかかわり方が上手などの理由で一躍人気者になる場合があります。
その場合は、部もうまくまとまりますし、前年よりも成果を上げられることもあります。
そうはいっても、一定の反乱分子は必ず生まれてきますので、人知れずついていけなくて辞めていく子も一定数出てきます。
先生の方が勢いが強いのであまり表ざたにはなりませんが、どんな先生が来ても文句を言われるのには変わりないということです。
吹奏楽部の指導者が外部コーチの場合はあまり影響がないこともある
吹奏楽強豪校の中には、外部コーチをお願いしている部もたくさんあります。
その場合、子どもたちは今まで通りコーチの言うことを守って、練習を重ねることができますから、方針にぶれが生じにくいです。
ただ、お金の関係で3カ月に1回くらいしか指導してもらえない場合は、顧問の先生が間をつないだり、コーチに言われたことをできているかどうかの確認が必要です。
そこで前の先生の方がちゃんと見てくれていた、あいつ分けわかってないよね・・・となると、ちょっと雰囲気が悪くなることも。
でも外部コーチがいれば、先輩が今まで通り引っ張っていけるのであまり影響はないことが多いです。
とは言っても、新参者はなかなか受け入れられない雰囲気のある学校も多いので、新しい顧問の先生になると先生も生徒も苦労します。
子どもの学校では、新しい顧問の先生は前の先生より吹奏楽に詳しいらしいということでかなり子どもたちからも保護者からも期待されている先生です。
でもやっぱり、前の先生の方が良かったとか、今の先生のこういうところは微妙といった会話も聴きます。
1人1人見てくれるのはうれしいけどちょっと臭いとかね・・・(笑)
今のところ、大きく反抗する子はいないようなんですが練習時間が長くなってきたのと土曜お休みだったのに練習が入りそうということで。
塾の時間と被るから辞めようかなと言っている子がちらほらいるようです。
改革の時期はやはりざわざわしますよね。
今年、来年と子どもの吹奏楽部がどうなるか、見守って行こうと思います。
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