吹奏楽部に入ろうと決めた人にはたいがい希望の楽器があります。
でも希望の楽器になれる人はほんの一握り。
ぜひとも希望の楽器になるためにどうすればいいのでしょうか。
親としては、楽器を購入することを視野に入れると値段の安い小さめの楽器か、学校のを使える打楽器やチューバに決まってくれないかなと思ってしまうところ。
子供もそうですが、親の方も吹奏楽部での楽器の決め方はとても気になりますね。
またお金のかからないパートになりたいなどの希望を伝えることはできるのでしょうか。
この記事では吹奏楽部での楽器の決め方と希望の伝え方についてお伝えします。
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吹奏楽部での楽器の決め方は学校によって違う
楽器の決め方は学校ごとに異なります。
先生に知識のある場合は先生が子供たちの顔や性格を見て、どの楽器があっているか当ててしまう先生もいるようです。
いろいろな方法があるようなので調べてみました。
マウスピースが鳴る楽器
マウスピースを吹いてみて、すぐに音が出せた楽器に決まる学校があります。
小学校のブラスバンドなどはこの方式を採用している学校が多いようです。
すぐに音が出せたからと言って上達するとは限らないのですが、実際、マウスピースがどうしても鳴らせない子もいます。
私が中学生の時のフルートの子がそうでした。
2年間ずっとがんばって練習しているのにどうしても音が出ないままでした。
こんなこともあるので、マウスピースの音が出る子を選ぶというのはあながち間違いではないかもしれませんね。
先生が決める
先生が顔や性格を見て決める方法です。
楽器の役割との相性というものがありますので、あながち間違いではありません。
トランペットやクラリネット、フルートを希望する子はメロディーを吹きたい目立ちたがり屋のちょっときつい性格かコツコツ練習するプライドの高い子。
ホルンは優しい性格、チューバやユーフォは穏やかであっけらかんとした性格の子が合うそうです。
新入生が話し合いで決める
じゃんけんをするとしこりが残るので、必ず話し合いで決める部は沢山あります。
子供の部もそうでした。
人気のない楽器から順番に、決まるまで次の楽器を決めない方式です。
でも絶対フルートって決めてる子は最後の最後まで息をひそめています。
忍耐を試されるような楽器決めです。
楽器を一通り体験して決める
1週間くらいかけて、新入生が各パートを一回りして決める方法です。
この方法を用いる部は、先生が「この子は体格がいいからチューバに欲しい」などと先輩に言っておいて、その子が来たら褒めたおす方法を使っています。
誰でも「すごいね!素質あるよ!はじめてとは思えない!!」って先輩から言われて悪い気はしないですよね。
それで大体、先生の思惑通りに楽器が決まるという・・・根回し戦法です。
最初の部活見学の際に、楽器はどうやって決めるのかを聞くことができれば、親としても楽器決めの日までに「お金があまりかからないように」子供を誘導する作戦が立てられそうですね。
吹奏楽部の楽器決めの前に希望の楽器を伝える方法
楽器決めの前に希望の楽器を伝えたとしてもそれが考慮される場合とされない場合があります。
人気の楽器がやりたい!と言っても、みんなやりたいからあなただけの言うことを聞くことはできませんと言われますよね。
ですが「買わなくてもいい楽器にして欲しい」「金属アレルギーなので打楽器にして欲しい」という希望は伝えられるはずですので、顧問の先生のところへ個別で相談に行きましょう。
また「中学の時にやっていた」「家に楽器があります」などの事情も一応先生に言っておきましょう。
高校の吹奏楽部ではそういう子はたくさんいるので考慮してもらえないこともありますが、伝えておけば優先順位は上がると思います。
事前にアンケートをとる学校もありますので、顧問の先生に確認しましょう。
先輩の方が聞きやすい・・・と思うかもしれませんが、先輩は危険です。
下手に楽器選びのことを質問して気分を害されては、その後の部活での人間関係に困ることになるのでこの手の質問は必ず顧問の先生にしましょう。
吹奏楽部の楽器の決め方にはどうやっても不満が出る
吹奏楽部で人気の楽器はどうしても偏っているため、楽器決めの時にはもめます。
そして決まっても不満が出ます。子供からも親からも。
うちの子これがいいって言ってたのに、別の楽器になっちゃって。
しかも買えたら楽器買ってきてって・・・入学準備やらでお金もかかってるしその上楽器だなんて・・・
という保護者の声もたくさん上がってくる吹奏楽部。。。
ここで先生に直談判しに行っちゃうモンペな皆さんもよくお見かけはするんです。
でも学校の吹奏楽部は2年か3年ごとにメンバーが入れ替わってしまうので、毎年楽器に偏りがあってはその後の編成が成り立たなくなってしまうんですよね。
吹奏楽部に入るならどの楽器になっても仕方ないという覚悟が必要ということなんですね。
吹奏楽部で楽器を決める方法は学校によって様々ですが、希望の楽器になれないことが多いというのは全国共通です。
高校の吹奏楽部では中学での経験者もいるため希望をとってくれる学校は多いはず。
強豪校になるほど経験者でも希望通りにはなれないようですが、主張しておいて損はありません。
自前の楽器がある、お金の都合で学校の楽器が使いたい、プロを目指しているなど、強い希望は先に伝えておくことをおすすめします。
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