吹奏楽部の楽器決めではホルンはあまり人気がないことが多いようです。
子供の年は、中学の時の先生がモーツァルトのホルン協奏曲が大好きでよく聞かされていたことからホルン希望者がとても多い年でしたが、それは例外だそう。
けど実はホルンって吹奏楽部の楽器の中で一番難しくて、一番良い役どころで、演奏すればするほどハマる楽器だということをご存知でしょうか?
ホルンの魅力を知ってしまえばもうホルンがやりたくてたまらなくなります。
さらに吹奏楽部の楽器決めでホルンの人気はイマイチなので、希望すれば必ずホルンになれるんです。
吹奏楽部に入って楽器決めがある前に、ホルンの魅力を知っておきましょう。
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吹奏楽部の楽器決めでホルンを希望する人は少ない?
吹奏楽部の楽器決めでホルンになってしまった(涙)という話はよく聞きますよね。
吹奏楽部の楽器決めでいつも人気なのは、フルート、クラリネット、サックス、トランペットあたりです。
ティンパニーとかドラムがやりたいっていう人もいます。
ホルンはあまり知られていない楽器で楽器決めの段階でも「ホルンって何?」っていう子も多いです。
人気がないのは知名度が低いからなんですね。
あとは吹奏楽部の中でも中間層なので、何をやっているのかが分かりずらいのもあると思います。
ホルンを自らやりたいと言った子は、私は過去に1人しか知りません。
ホルンをやりたいと言った彼女は才女で、吹奏楽部に入る前にすべての楽器のソロ曲を聞いたのだとか。
それでホルンがいいと思ったと話していたのが記憶に残っています。
吹奏楽部の楽器選びの決め手 ホルンの魅力を徹底解説!
ホルンは金管楽器の中でも一番難しい楽器と言われています。
それゆえにいろいろと苦労もあるようですが、合奏の中で他の楽器と違う動きをするところが魅力ともいえます。
また部活ならではの人間関係でもホルンは得なことが多いです。
ホルンというポジションの魅力
- 裏打ちが多い
- ユニゾンが多い
- クラッシックではホルンの名場面が多い
マーチなどを演奏している時、他の低音楽器がリズムを刻む中、スネア(小太鼓)とホルンは裏打ちをします。
ですから裏打ちをしていて音階が変わるのはホルンだけ。
目立たないけど間違えたら目立ってしまうし、音が消えると音楽が進まない重要なポジションです。
またホルンのユニゾンほど美しいメロディーはありません。
その楽譜は難しくホルン吹き泣かせだとも言われていますが、完成したときのハッとさせられる美しく柔らかい音色はホルンならではです。
そういった場面はクラッシック曲でよく見られます。
吹奏楽部内でのホルンパートの魅力
ホルンは他の希望楽器があったけどなかなか決まらないからホルンにします、と手を挙げてくれた優しい人、いい人が集まっているパートです。
ですから性格のきつい人が少なく、平和なパートになります。
またクラリネットやフルート、トランペットは誰がメロディーの多い1stを吹くかを水面下で争っていたりするんですが、ホルンにはそれはありません。
もし旋律パートが現れても、どうぞどうぞと譲り合っていることも。
人間関係で疲弊するのが一番少ないパートとも言えるんです。
ホルンは吹奏楽部のかなめ! 楽器決めでは重要なポジション
ホルンの魅力について書きましたが、実際に魅力を知るためにはホルンの曲を聞いてみてください。
おすすめは上にある動画の『ホルン協奏曲 モーツァルト作曲』です。
こんな素敵な演奏ができたらすごいですよね。
そんなホルンの魅力をぜひ耳で聞いてみてくださいね。
ホルンはその優しい音色がソロで吹いてもきれいだし、何人かで集まって吹くとその美しさが倍増される楽器です。
さらに金管楽器とも、木管楽器とも溶け合うことのできる唯一の楽器なんです。
だからホルンは吹奏楽の演奏全体をうまくなじませる中間層の役割を果たしているんですね。
ホルンなしには吹奏楽はありえません。
またギネスブックには世界一難しい金管楽器として登録されています。
音を外しやすいのでオーボエと並んでギネスブックに登録されているのだそうです。
そんなギネスブックに乗るくらい難しい楽器を吹きこなすことに挑んでみるのも面白そうですね。
このご時世、お買い物に行くのも大変ですよね。
楽器関連で必要なものは島村楽器がおすすめです。
品ぞろえも良いですし、楽器が欲しい時も店員さんが試し吹きをして良いものを選んでもらえます。
また最近話題になっているサックス用のゴッツ(Gottsu)”サイレント リード”(Silent Reed)も島村楽器では扱っているんですよ。
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他にも「こんなものあったんだ!」とびっくりするようなものが沢山あるので、見てみてくださいね。