オーボエのリードの削り方が分かれば、捨てるリードの数が減るし、お気に入りのリードを自分で作ることができそうですね。
うちの子のお友達、Eちゃんは先輩のいないオーボエ吹き。
ちょうどうちのお隣さんにオーボエを吹いていたもう大学生になった子がいたので、オーボエのリードの削り方を教えてもらうことになりました。
見ていたけれどほんとに繊細・・・
覚えられないかも・・・っていうEちゃんのために、オーボエリードの削り方を記事にしておきます。
Contents
オーボエ リードの削り方 ちょっとずつ
オーボエに限らずリードは繊細なもの。
思った以上にちょっとずつ削るんですね。
リードが厚いなと感じるとき
リードが厚いなと感じるときは先端の角を削ります。
この動画は1からリードを作っている動画なので、これよりももっともっとちょっとずつ削ります。
表も裏も同じように削ります。
大概、この部分だけでうまくいくことも多いそうです。
上だけでは調整しきれない時
下も分厚いかなと思う時は、下のところも削ります。
削っては吹きを繰り返して、良い感じのところを見つけてください。
それでも音が重いかなと思う時は、端の方をけずります。
高い音が出にくい時は下の方を削るそうです。
今回の場合は、上の場所だけを削ってみて音を調整していました。
使った道具は、
- リードナイフ
- プラーク
です。
刃は立てないように、横に寝かせて。
プラークはプラスチックのがおすすめでした。
オーボエ リードの選び方 6本くらい準備できると良い
市販のオーボエのリードの選び方も教えてもらいました。
まず、基本は形がキレイに整っているもの。
ちょっと割れていたり、傷が入っているように見えるものは選ばないようにします。
あと、木の繊維がきめ細かくて美しいものがアタリであることが多いそうです。
それと吹き込み口が左右対称であること。
ここが左右対称じゃないと、いい音が出ないし、のちのち自分で削って調整しなくてはいけないので手間がかかってしまいます。
リードを購入するときは必ず楽器を持って行って、試し吹きさせてもらってください。
でもあまり長い時間吹いていると、疲れてきてどれがいいリードでどれが微妙なリードなのか、訳が分からなくなってくるそうです(笑)
サッと吹いて良さそうだったら購入します。
できれば6本くらい購入して、順番にまわしながら吹けば、本番で良いリードが使えるし、リードの持ちも良いそうです。
でも1本3千円以上しますから、一気に6本も買うのが無理な場合は3本くらいでもいいそうです。
とりあえず複数本持って、まわしながら使う方がリードのためにもいいそうです。
オーボエのリードを削るのは初心者には難しい
動画で見るとできそうに見えますが、初心者にオーボエのリードを削るのは難しいようです。
左右対称に仕上げたり、薄さを均等にしつつ背骨のところを残すといった作業は、職人技なんだそうです。
何回もチャレンジして上手になるより他ありませんが、自信のない人は初めからはあまりしないほうが良いそうです。
もう捨てようかなと思うリードが出てきたら、練習がてら削ってみることから始めるといいそうですよ。
削り方にも慣れてきたら、リードを一から作ってみるのも好きな人は楽しいそうです。
リードは出来上がりのものを買うよりも、自分で削ったほうが安く作れます。
だから本当は、自分で削って作れば節約にもなるし家庭円満なんですが。。。
繊細な作業だけに、本当に手先の器用な人じゃないとうまくいきません。
そのあたりの兼ね合いを考えながら、リードを買ったり削ってみたりしてみてねということでした。
Eちゃんが大学生のお姉さんに削ってもらったリードは、結構良い感じに音が出るんだそうで。
これを知ってしまったら自分で削りたい衝動が出てきたんだそうで、ぼろリード(Eちゃん曰く)を使って日々リードを削る練習しているそうです。
オーボエのリードの削り方って難しいですが慣れると自分の好きな形に削れるようになるから、結構便利なんだそう。
オーボエはリードで音が決まりますから、リードの調整もできるようになると自分の好きな音が出せるようにもなって一石二鳥になりますね。
今回、オーボエのリードを削る時に使った道具です。
もしよかったら参考にしてくださいね。
このご時世、お買い物に行くのも大変ですよね。
楽器関連で必要なものは島村楽器がおすすめです。
品ぞろえも良いですし、楽器が欲しい時も店員さんが試し吹きをして良いものを選んでもらえます。
また最近話題になっているサックス用のゴッツ(Gottsu)”サイレント リード”(Silent Reed)も島村楽器では扱っているんですよ。
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他にも「こんなものあったんだ!」とびっくりするようなものが沢山あるので、見てみてくださいね。