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サックスパート アルトとテナーを持ち替え 2つの違いとは

サックスパートアルトとテナーを持ち替える違いとは
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サックスパートの通称「アルトサックスの女王」が文化祭の演奏会でテナーとアルトを持ち替えることになりました。

アルトサックスの女王がテナーサックスの先輩とけんかをして、テナーの先輩が辞めてしまったんです。

女王はテナーのソロを吹きます。

ソロ以外のところは1年生ががんばるのだとか。

自業自得ともいえる理由で、アルトサックスとテナーサックスを持ち替えることになった女王。

歴代のサックスパートメンバーの中でも女王の実力はかなりあるほうで上手なんですが、テナーサックスにはなかなかに苦労しているようです。

アルトサックスとテナーサックスにはどのような違いがあるのでしょうか。

 

サックスパート アルトとテナーを持ち替えるとどうなる?

サックスパート内でアルトとテナーを持ち替えることは滅多にありません。

アルトサックスもテナーサックスも人気の楽器で、どこの学校でも人数不足なんてことにはなりにくいパートだからです。

通常、もし持ち替えがあるとすればソプラノサックスへの持ち替えです。

ですから吹奏楽部としては異例のアルト&テナー持ち替えを女王は致そうとしているわけです。

女王のソロのところで合奏が止まります。

顧問の先生が「もう少し音出ないか?」と。

「はい、大丈夫です。ちょっと難しくて。でも大丈夫です。もう1回お願いします。」と珍しく弱音を吐く女王。

「今日は良いから次までに練習してきて」

とまあ、女王が原因でテナーがいないわけなので先生もいつもより厳しめに女王に言います。

何度目かの合奏の時、1年生の子に「ソロ吹いてみろ」と吹かせたことも。

周りが聴いた感じでは「女王でもこの子でもどっちでも良くないか?」という印象だそう。

代役はこの子しかいないので、女王から「何かあった時のために練習しておいて」と言われて練習はしていたそうです。

つまりはアルトサックスからいきなりのテナーサックスへの持ち替えは女王とはいえ結構厳しかったようです。


 

アルトサックスとテナーサックスの違い

なぜ女王はアルトサックスがあんなに上手なのにテナーサックスがうまくいかなかったのか。

それをお友達に(大声で)漏らしているのを聞いたところによると

  • 息の量がアルトサックスの比じゃないくらい必要
  • アンブッシャ―によって音色が変わる
  • リードが重い
  • スカスカとした音になってしまう
  • アルトサックスのように楽器が響かない

ざっとまとめるとこのようなことを言っていたそうです。

アルトサックスをバリバリならしている女王なら息の量なんてわけない気がするんですけど、やっぱり大きな楽器って鳴らすのが大変なんですね。

うちの子も「エスクラ吹いたあとにB管に戻ったら息がヤバいからなんか分かる」と言っていました。

アルトサックスとテナーサックスはアルトがE♭管、テナーがB♭管ではありますが、譜読みができて絶対音感のある女王にこれは問題にはならなかったようです。

サックスのプロ奏者はアルトサックスとテナーサックスを持ち替えることは普通にします。

どちらの演奏依頼が来ても対応できるようにするためなんだそう。

サックス初心者に薦められるのはアルトサックスだけど、できるようになったらテナーサックスも吹いてみると楽しいよとすすめられていることも多いです。

だから基本的にはアルトサックスもテナーサックスも変わらないのだとは思います。

でもアルトサックスは楽器や吹く人によって音色の差がそこまでないのに対して、テナーサックスは吹く人や楽器によって音色がとても違ってきます。

どんな音が出てもそれがあなたの音。それを極めるのがテナーサックス。

という風潮があります。

何人かテナーサックス奏者が吹奏楽部にいる場合、あまりにも音色がかけ離れすぎていて違和感を感じる部員もいるほどです。

おそらく女王はここで躓いたのではないかと。

息が入らないのは仕方ないにしても、音色がうまくコントロールできなくて四苦八苦していたのではないかと推測されます。

サックスは吹くだけで音の出せる楽器ですがその後の調整が難しいとされています。

アルトサックスのイメージでテナーサックスをならしても、口の形や吹き方は一度アルトサックスから離れてテナーサックス独自のものを作り上げていかないと、納得いく音色が出せない。

その部分でテナー歴の長い1年生の方が安定しているのかも?という印象になってしまったんですね。

 

サックスの女王はアルトとテナーを持ち替えをやめた

結局、アルトサックスとテナーサックスの持ち替えがうまくいかない女王。

実際、先生が1年生にソロを吹かせた時に女王が「私より上手かもしれないですね」と。

女王は鋼の心臓(笑)

結局、文化祭の2週間前まですったもんだとしながら女王はテナーサックスを頑張っていました。

それと同時に1年生の子もソロを練習していました。

まるで自分とその子を競わすかのように女王は練習してたし、練習させていました(笑)

そのおかげなのか、結局1年生の子が上手に育ったので1年生の子がソロを吹くことに。

みんなその1年生を祝福したし、女王のスパっとした性格をちょっと見直したのだそう。

上手な人は下手な自分が許せなかったんでしょうか。

わからないけど、ソロをゆずった女王に心の中で拍手を送った人は多かったはず、と子どもは息巻いていました。

 

アルトサックスとテナーサックスの違いについてでした。

同じサックスとはいえアルトサックスとテナーサックスは見た目は似ていても実際吹いてみると違った難しさがあるのですね。

アルトサックスより大きいサックスがテナーサックスという認識はあっているようで間違っているのかもしれません。

その楽器ごとの技術を身に付けて役割を理解しておかないと上手に吹くことは難しいものなんですね。

 

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