フルートの吹奏楽部での役割は、主役のイメージがありますよね。
フルートは吹奏楽部の中でも女の子に人気の高いパート。
立ち姿が美しいのと、かわいい、キレイな人が演奏しているイメージなので、フルートは女子の憧れなんですね。
そんな憧れのパートフルートは吹奏楽部の中ではどんな役割をしているのでしょうか。
フルートの吹奏楽での役割
フルートの吹奏楽での役割は、主にメロディーです。
まさに主役。
でもオンリーワンの主役かと言うと、そうではありません。
吹奏楽でのメロディーと言えばトランペットやクラリネットが担っているイメージも強いですが、その2つと同じくらいのメロディーをフルートも演奏します。
クラリネットの方が人数が多いので音も大きいのではないかと心配にもなりますが、フルートは木管楽器と言っても楽器自体が金属でできているので、木でできているクラリネットよりも音がよく響き通ります。
ですから少ない人数でもあのやわらかなきらびやかな音を客席まで届けることができるんですね。
フルートの人数はトランペットと同じくらいの人数なんですよ。
またフルートパートははピッコロというフルートよりももっと高い音域を演奏することもあります。
ピッコロはほんとうにかわいくて、高い音が出ているところはほぼピッコロの音ですし、ピッコロとバリサク、バスクラのユニゾンは美しいものです。
フルートはここぞというところで目立ちますし、音が良く通るのでソロやソリも多いです。
またクラリネットと音を溶け込ませて吹奏楽ならではのメロディーラインの音色を作るのも大きな役割となっています。
フルートには小鳥のさえずりのような装飾の役割も
他のパートがメロディーを演奏しているところでは、フルートはお休みか、装飾の役割をします。
音が高いので、伴奏をしてもメロディーを吹いている楽器の邪魔になってしまうんです。
でも、途中でアクセント的にフルートの音が聞こえると、まるで鈴が鳴ったか小鳥が泣いているかのような効果を出すことができます。
装飾はフルート・ピッコロ以外の楽器では打楽器に多く、トライアングルやシロフォンなどと一緒に、演奏に装飾を加えることも多いです。
装飾の役割は他のパートにはないので、フルートならではです。
そういう、かわいい役割が多いところも女の子に人気の理由の1つなのかもしれませんね。
またフルートには、舌をふるわせて演奏する「フラッター」とう奏法もあります。
フラッターの奏法はまさにフルートが演奏を装飾するときに使います。
舌をプルプル震わせたまま、マウスピースから息を吹き込んで音を出すんです。
怪しい場面や軽快な場面で使うことも多いんですけど、この吹き方にはまってこればっかり練習している日があることもあるようです。
メロディーを演奏するのも楽しいけど、装飾をつけるのも楽しそうですよね。
フルートの役割は吹奏楽の中で責任が大きい
フルートは吹奏楽の中でオーボエの次に個人の音が目立つ木管パートです。
そして人数も少なくて、うちの子の吹奏楽部ではフルートは3人しかいません。
そのうちの1人の先輩は成績が悪すぎて活動停止になってしまっているようで、実質2人なんだとか。
45人の吹奏楽部の中で2人のフルート。
1人1人パートを受け持たなくてはいけないので、責任重大です。
でもこれはうちの子の吹奏楽部に限ったことではなくて、フルートは音が大きい楽器なのでどこの吹奏楽部でも人数が少なめです。
そうなると、人が辞めたり休んだりした途端に、1つのパートを1人で任される状態になるのはよくある話です。
そしてピッコロになったら1人で演奏しなくてはいけません。
フルートパートは人数がいるように見えて実はぎりぎりで、個人個人の責任が大きいパートなんです。
うちの子の吹奏楽部にいるフルートパートのNちゃんは、トラブルメーカー。
それもこれも、気の強い性格から来ているからなのですが、フルートパートには総じて気の強い人が多い傾向があるようです。
やはり人気のパートを勝ち取るだけの強さが備わっていないと、大人気パートであるフルートに挑戦する気にもならないということなんでしょうか。
同じ吹奏楽部なのにパートによってカラーが違うのはとても面白いですね。
フルートパートを目指すなら、人を蹴落としても上に上がりたいという野心と競争心が求められそうです。
そして蹴落とした人に引け目を感じることなく「これが当たり前」くらいの図々しさも必要なのかもしれませんね。
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