ファゴットやオーボエは、どこのパートに入ればいいのだろうかと悩む楽器ですよね。
今まで子供の学校ではファゴットとオーボエが同じダブルリードパートにいました。
ですが新しい顧問の先生になって、ファゴットは低音パートに、オーボエはフルートパートにと、パート替えがあったそうです。
ファゴットとオーボエの子は2人で仲良しだったので、なんだかさみしそう。
またオーボエのことフルートの子があまり仲良くないようで、ちょっともめているみたいです。
「今まで通りファゴットとオーボエ一緒のパートで良くない?」とお怒りモードの2人のようですが、、、
本当はどうパート割りすればいいのか?
怒りをぶちまけられているうちの子は珍しく悩んでいるようです。
ファゴットはどこのパートに入ればいい?
調べてみると、ファゴットは一般的には通奏低音に含まれます。
ですからチューバ、バリサク、バスクラ、コントラバスと同じグループにいるのが一般的のようです。
パートに分かれるときは通奏低音グループ
ファゴットの音程からすると、通奏低音が正しい場所のようです。
座る位置も、バリサクやバスクラの隣に座ることが多いです。
強豪校ではファゴットパートがある学校もありますが、多くは通奏低音パートとしてチューバやコントラバス、バリサク、バスクラと一緒に練習しているようです。
曲によっては中低音パート
曲によってはサックスやユーフォニアム、バストロンボーンと同じ旋律を吹くこともあります。
そのようなときは、同じ旋律の多いパートに行ってパート練習をした方が音色を合わせやすいです。
ある学校では旋律が近いからとサックスパートにファゴットが入る場合もあるようですが、本来はサックスとは音量が違いすぎるので違和感があるようです。
ファゴットとオーボエは一緒のパートにしないで
今まで同じで何も苦労しなかったんだからファゴットとオーボエ同じパートに戻してほしいと駄々をこねている2人なんですが。
オーボエの子によくよく話を聞いてみると、フルートと音程が合わなくて何回も吹きなおしをさせられる。
一緒にパート練習していても、音が合わない、溶け込まない、もっと上手に吹いてと怒られるからだそう。
そうかそうか、、、と話を聞くものの「あれ?フルートと同じ旋律で音が合わないって何気にやばくない?」と何人かが気付いてしまって・・・
ファゴットの子も「ん???」となって・・・
たしかにファゴットとオーボエが同じパートの時はダブルリード同士でリードの話をすることもあったし、吹き方について教え合ったりすることもあったそう。
でも最終的にはちょっと吹き方が違うし、音の出し方も違うからお互いきつく言うことはなかったんですよね。
何しろ吹いているフレーズも違うし、ユニゾンが合わないと感じることもなかったのだそう。
また合奏では「オーボエの音が合わないのはリードのせい」とみんな諦めていた節があるのだとか。
それを新しい先生はフルートの先輩に「ちょっと厳しくしても良いから合わせろ。ひどすぎる。」と言っていたそうなんですよね。
今まで怒られたことのないオーボエの子は「もう嫌!」ってなっている訳なんですが・・・これが本来の部活の姿であることは誰もが自覚していましたので
まあまあ、、、となだめに入ったわけです。
一方のファゴットの子は、ときどきチューバの先輩がパート練習に誘ってくれていたそうで、ユニゾンを合わせるということを分かっていた様子。
オーボエの子をなだめながら「時間ある時は一緒に練習しようね」と言っていました。
ファゴットはパートを転々とするのもあり
ファゴットは通奏低音と書きましたが、曲によってはユーフォニアムやトロンボーンと同じフレーズ、サックスと同じフレーズのことがあります。
さらにはテナーサックスと同じフレーズのことも。
ファゴットが無い吹奏楽部の場合、テナーサックスがファゴットの旋律を演奏することもあります。
練習の際は、ファゴットは通奏低音だからとチューバのパートと一緒に居続けても、1人だけ楽譜が違って肝心の合わせる練習ができません。
曲によって、譜面によって、同じフレーズを吹くパートの練習に参加するのが一番良さそうです。
この記事ではファゴットはどこのパートに入ればいいのか?についてお伝えしてきました。
部や先生の知識によっていろいろなところに入れられがちなファゴットですが、ファゴットは通奏低音に入れてあげてください。
間違ってもダブルリードセクションとしてオーボエと一緒にはしないでください。
ただ、初めのリードの音の出し方を教える人がいないという場合は、ファゴットやオーボエの子がそれぞれの下級生に教えることには意味があります。
でもそれぞれは違う楽器なので、先輩がいないのなら楽器を習いに行けるよう、部でお金を調整して習わせてあげる方がいいです。
そうでないと上達できません。
人数が少ないパートだからこそ、きちんと練習できるパートに入れてあげて欲しいです。
オーボエの子もフルートの子たちにうまく溶け込んで、上達できると良いのですが・・・。
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